Newsletter(1) |Newsletter(2) | Newsletter(3) |Newsletter(4) | Newsletter(5) |Newsletter(6)|Newsletter(7) |Newsletter(8) |Newsletter(9) |

ReBornプロジェクト。「コロナ時代を乗り切る企業パターン」

<2020/12/17>
世界各地でワクチン接種が始まりました。まだ、この先どうなるかは分かりませんが、ムードとしては、アフター・コロナ時代の幕開け。それによる新しい事業スタイルの模索が大きく動きだす気配となっています。
とはいっても、日本の第三波は一向に収まる様子もなく、死亡率も1.4%で、ヨーロッパの平均2%と大して変わらなくなってきています。今年4月ごろの“日本の奇跡”はどうしちゃったんでしょうね。

ちょっと話がそれましたが、アフター・コロナに向けての企業活動はどうなるだろうか?
これを、弊協会は、今年の7月にまとめております。
ReBornの考え方もこれを踏襲しております。
現在と若干ニュアンスが違うところがあるかもしれませんが、ほぼ考え方は同じです。

このメールは図表が送れないので、こちらのページをご覧いただきながらお読みいただければ幸甚に存じます。『コロナ時代を乗り切る企業パターン』

コロナ時代を乗り切る企業パターン

ここでは、5つのパターン分類をしてします。
1.パンデミック追風型
2.リニューアル追風型
3.新時代リボーン型
4.会社システム老朽型
5.コロナ倒産型

ページの内容について、以下補足していきたいと思います。

1.パンデミック追風型
これは、非接触を中心としたDX(デジタル・トランスフォーメーション)を志向する企業パターンです、しかしDXといっても、いろいろなジャンルがあります。例えば、
・5G、AI、BigData、AWS(クラウド)関連
・バックオフィス支援(テレワークシステム等も含む)としてのDX
・ロボット、建設機械等の無人化  等々 
調査データによれば、DX志向企業の95%は結果がでていないということです。
そもそもITのビジネスモデルはネットワーク、プラットフォーム、コンテンツに分かれ、当初は一体どこでビジネスをするか、が問題となっていました。
しかし、現在では、GAFA+Aがこのすべてをおさえています。AWSなんてアマゾンですから。しかも日本のデジタル庁は、マイナンバーのクラウド処理にAWSを使おうとしているみたいです。一企業にまかせて本当にいいんでしょうか?
要は、DXを狙うにしても、どこにまだ隙間があるか、自社は一体何で儲けるのか、これを明確にしなければなりません。

2.リニューアル追風型
自社のこれまで培ってきた技術やノウハウを、ちょっと変える程度で、うまくニューノーマル社会の新しい習慣に対応できそうな企業パターン。
判りやすいところでは、逆都市化により、地方移住の企業や家庭が増大することを新しいマーケットとする不動産業や建設業、テレワークを使った学習塾、教育関連、宅配ノウハウを生かしたデリバリービジネス等々。
ただし、逆都市化などをみれば、まだまだ本格的になっておらず、ニューノーマル社会への移行はこれからであり、ワクチン等の動向によっては、オールドノーマルに逆戻りする場合もある。これも、戦略的思考が要求されます。

3.新時代リボーン型
コロナ禍が去れば、コロナ以前のオールドノーマル社会における自社技術やノウハウがそのまま対応できそうな企業パターン。
エッセンシャルワークの多く、鉄道、電力、ガスなどの社会インフラ系事業、また各種サービス関連が相当します。但し航空事業だけは回復不能か、相当回復が遅れるでしょう。
従前通りにReBorn出来るかどうかは、まだまだ今後のコロナ次第ということもあります。

4.会社システム老朽型
例えば、いまだに会社にパソコンのない会社。メールアドレスがあっても、社員ひとりひとりのアドレスのない会社、などIT化の極端に遅れている企業、
また、IT化はしていないが、極端なニッチ市場にある企業、しかしニッチ市場も今回のコロナにより果たしてニッチであるかも疑わしい。このパターンの企業は、立て直しには大変なエネルギーが必要で、むしろ廃業し、転業や新規事業起業を選択する必要があります。

5.コロナ倒産型
今回、政府の補助金や金融機関の手厚い融資により、本来であれば倒産に向かっていた企業が救われています。しかし、「既往のしわ寄せ」等により、これ以上の企業維持は難しく、積極的な廃業が最大の救済になるでしょう。

以上、ReBornを考えるにあたり、コロナインパクトについてみてみました。しかし、コロナは風邪や鬱病のようなもので、もっと心臓や脳に基礎疾患がある場合も多く、ReBornを考えるには、中長期的視点をもって考えることが必要になると思われます。

※ReBornの必要性を感じられたら、ぜひPROSOC(一般社団法人 問題解決型コンサルタント協会)にご連絡ください。

**************************************************************
一般社団法人 問題解決型コンサルタント協会
PROSOC(Problem-Solving Consultants Association)
代表理事 倉林 敏(くらばやし びん)
WebSite : https://prosoc.jp/
E-mail : nice@prosoc.jp
住所  : 東京都中野区本町4-6-16-601
倉林 敏WebSite『創造の方法』:https://kurabyashibin.net/

**************************************************************