私たちは、私たちが持つ「経営力(経営手法)」「幅広い専門性」「豊富な経験」「多岐に渡たるネットワーク」等により、中小企業経営を支援します。
現在の中小企業は、まるで、太平洋の荒波に浮かぶ小舟のように見えます。
確かに企業再生法により、倒産しても昔のように身ぐるみ全部をはがされるようなことは無くなりました。また昨年の金融庁の指導により、銀行は貸しはがしをやめて、中小企業のコンサルタントになれ、ということになり、これも昔のように一気に倒産に追い込まれることはなくなりました。
しかし、中小企業は、医師会や連合のような集票組織ではないため、中小企業のことを真剣に考える政治家も少なく、そのため国による支援の仕組みはほとんど機能していません。
かつて、我が国では、大企業を頂点とする多層な下請けネットワークからなる三角形があり、多くの中小企業はこの“系列”に入り活動しておりました。そして、この三角形は、中小企業にとって、企業経営を学んだり、大企業との役割分担や、企業同士の連携をするなど、中小企業にとってのセーフティネットとして機能しておりました。
しかし、現在はこのような仕組みはほとんどありません。
その結果、日本の企業の97%を占める中小企業は、まさに大洋に浮かぶ小舟のようにばらばらになって漂っているのです。
そして今、中小企業に何が起こっているか?
以下項目ごとに見ていきましょう。
(1)技術はあるが、経営者をはじめ企業全体で、経営、財務、労務・人事、マーケティング等に弱く、能力を生かし、飛躍的に伸びるチャンスを喪失している。
(2)打たれ弱い。
東芝、シャープなどをみれば、つぶれる、つぶれると言われながら、なかなかつぶれない。
シャープなどは、身売りしたもののV字回復をしつつある?
一般的に売り上げ規模の大きい会社ほど、つぶれにくいが、中小企業は、倒産への一本道を突っ走ってしまう。実は、企業は借金では倒産しない。倒産は社長の決断だけであり、打たれ強い社長さんになることが必要。
(3)真の相談相手がいない。
かつては、取引先や親会社等が相談相手になっていた状況もあったが、現在は、それぞれが自らの“生存”にせいいいっぱいで、人のことは考えられない。
また、よく中小企業の社長は勘違しますが、銀行は味方ではなく、むしろ敵と思っていた方が良い。さらに弁護士もすぐには相談相手にはならない。それは弁護士報酬規程をみれば明らかだが、弁護士は“事件”にならないとお金にならない仕組みとなっており、事前相談の相手にはならない。
(4)起業した会社が生き残れない。
起業した会社の10年生存率は6.3%、20年生存率は0.3%と言われる。
この数値は明らかに小さすぎる。確かに起業には多くの問題点もあるが、それにしても生存できないというのは、国や社会の支援体制が整っていない証と言わざるを得ない。
(5)後継ぎがいない。
中小企業は本来であれば、わが国の活力の元とならなければならない。しかし、中小企業に入ってくる若者が少ない。この理由はすでにお分かりと思いますが、若者にとって、中小企業には魅力はがない、というより自分の人生を考えるとリスクに見えてしまうと考えられる。
このような状況に対し、私たち一般社団法人 問題解決型コンサルタント協会は、中小企業の経営をなんとか支援して強化していきたいと考えています。
その方向は、
(1) 企業のもつ能力を最大限力強く伸ばし、魅力ある企業にしていくこと。
(2) 中小企業の社長の真の意味での相談相手になること。
(3) 厳しい環境の中で、粘り腰で生き抜く忍耐力を持った経営者にしていくこと。
中小企業を生かすも殺すも、これはひとえに社長さん次第ということができます。
私たちは、社長さんが強い意志をもって企業をどんどん成長させていくお手伝いをいたします。
そして逆境に陥った際には、私たちの「経営技術」「幅広い専門性」「豊富な経験」「多岐に渡るネットワーク」で社長さんを全力で支援いたします。