今までのテーマは、どうも後ろ向きになるので、テーマを変更したいと思います。(4月25日)
コロナは相変わらずこの先が見えませんが、いつか必ず終息するその日を見据えて「コロナ後の社会」というテーマにしたいと思います。すでにトランプ大統領をはじめ(彼はいち早く経済問題に手をうたないと、再選がかかっていますからね)いろいろな方々が「アフター・コロナ」についてお話になっています。そこで、ここではそれを紹介し、今後を見据えたいと思います。

今日は、まず最初に、やはり「歴史から学べ」ということで、今からちょうど100年前の世界的パンデミック『スペイン風邪』について概観します。
1918年(大正7年)第一次世界大戦のさなか、米国で発生したインフルエンザ(流行性感冒)は、米軍のヨーロッパ進軍と共に大西洋を渡りヨーロッパで流行した。感染者は世界で5億人(当時の世界人口の1/4)、推定死者数は2000万人から1億人と幅があるが、大戦の死者1500万人をはるかに超えている。日本でも感染者は2000万人、死者は38万人といわれている。このパンデミックの終息は1920年であった。(詳細は以下URLを参照ください)
当時の状況は、1918年に第一次世界大戦が終わり、日本は戦争特需の好景気がはじけたばかりだった。
そしてスペイン風邪の復興の最中、1922年には、銀行恐慌で取り付け騒ぎがあり、1923年には、関東大震災が起こり東京壊滅。そうこうするうちに1927年昭和金融恐慌が起こり、1929年には米国「暗黒の木曜日」大恐慌、その流れで1930年日本は昭和大恐慌となる。そして1931年には満州事変勃発。19432年’昭和7年)満州国建国。その後、日本とドイツが国政連盟を脱退。その後ヒットラーを中心に、第二次世界大戦開戦への流れが作られていく。

こうみてくると、日本は「スペイン風邪」の後は、戦時バブルがはじけ、多くの恐慌のさらされてきた。この間、新興成金も登場するが、全般的に中小企業はかなりつらい経営をしいられてきたのではないだろうか。今日の日本の繁栄は、このような過去の人々の計り知れない労苦の上に成り立っていると思うと、コロナには負けてはいられない。

【スペイン風邪 関連サイト】この他にもいろいろあります。
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/pandemic/QA02.html

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/60303

https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/research/papers/07011901.html

https://forbesjapan.com/articles/detail/33488/2/1/1

https://japan-indepth.jp/?p=51382

https://www.isad.or.jp/pdf/information_provision/information_provision/no55/37p.pdf?fbclid=IwAR0jjt2pKXlv1SRaO7pitlOLTAK4_jrfn-uQKxx1…

 

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