IMF(国際通貨基金)のゲオルギエワ専務理事が、2020年の世界経済が(1930年代の)恐慌以来、最悪の景気低迷に陥ると発表。(4月10日)
同専務理事によれば、世界経済は、金融危機(リーマン・ショック)後の09年(マイナス0.1%)を超えた落ち込みになり、深刻な景気後退に見舞われる。そして、これまでの、感染封じ込め後の「V字回復」するとの見方を否定し、20年後半に押さえ込めても外出自粛などは「段階的解除」しかできず、21年の景気回復も「部分的」なものに留まる見通しが強いとし、景気は一段と悪化すると強調している。

各方面でいろいろ、景気回復期待で見通しがでている。「V字回復」「U字回復」(日本などは、これに当たる?)、「L字回復」、「W字回復」(沈静化後再びやってくる。中国?)などあるが、どの見方にしても、2020年いっぱいは、本格的回復は無理とされている。

こうなると、後1年弱は、この低迷状態が続く訳で、中小企業はいったいどうやって毎日を過ごせばいいのか!
「大恐慌以来の恐慌」ということで、思い出されるのは、モノクロムービーのニューヨークの失業者があふれている街みだ。
あの光景が再びやってくる・・・トランプ大統領がよく言っている「自殺者が増えるだろう」

しかし、リーマン・ショックと比べると、確かに現在の状態が続けば、金融不安にも陥るだろうが、今回は金融発の景気後退ではないことだ。
もっと悪いという見方と、金融から壊れたのではないという多少楽観的な見方と、そんな段階ではなくもっと深刻という見方も、果たして、どうなるのだろうか?

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